研究会のプレゼンテーションと質疑応答を配信する場合での配信機材の構成をかんがえてみます。おもに、PC、カメラ、マイクが必要です。最小構成から、その限界を理解し、それらを高品質化するために必要なものを紹介します。 もっとも手軽なのは、MacBook 一台でやることができます。MacBook には内蔵iShightカメラと内蔵マイクが付属しているので、それらを利用して、スクリーンと講演者を撮影するようにMacBookを配置します。手軽な一方で、レイアウトや配信中の操作が制限されることや、高負荷である配信中はマシンのファンが最大限に回転しているので、内蔵マイクにはそのノイズがかなりのります。外部カメラや外部マイクを追加していくことで、これらに対して自由度や品質向上を付加することができます。 ustreamでの配信は、CPU負荷が高い作業ですので、冷却ファンが盛大に回転します。このノイズをいかに避けるかが音質向上の鍵のひとつです。安定した配信のために、外部冷却ファンを追加して、マシンを冷却することも必要かもしれません。 カメラ編:カメラはUSBのものとFireWireのものがあります。USBのものはいわゆるウェブカムとデジカメのPCカメラモードです。画素数と輝度のダイナミックレンジ、オートフォーカスの有無の違いによって価格がことなります。画素数はパッケージに明記されていますが、ダイナミックレンジについてはつかってみないとわかりません。オートフォーカスはとくに必要はありません。最近のデジカメはPCカメラ機能を持っていないです。少し古いものでACアダプタがあるものが使いやすいと思います。たとえば、Sanyo Xacti CG-65 は USB バスパワーでPCカメラとして動作するので、ケーブルがすくなくて便利です。USBカメラもものによっては映像と音声を同時にあつかえるものがあります。 USB2.0ケーブルは延長不可で最長3メートルという制限があります。延長すると、不意の接続切れがおこります。安定した配信のために良質のUSBケーブルを準備する必要があります。 一方、FireWireのものはDVカムです。DVは映像と音声を同時に利用できます。Ustreamでは31万画素程度の画像ですので、どのようなDVカムでも奇麗に映像を配信することができます。USBのカメラと比べて、ワイドコンバージョンレンズやマイクなどの選択の幅があります。ただし、ここ数年でUSBしかもたないビデオカメラが増えて来ているので、注意が必要です。 カメラは、DVカムやデジカメなど三脚が利用できる場合は、三脚で固定します。クリップ付きで机に固定できるものが便利です。 映像ソースを増やすにはCamTwist.app の PinP 機能を利用します。プレゼン画面の右下に講演者の様子をPinPすることなどができます。 ウェブカムの場合、デバイス名がジェネリックなもののままのものが多いので、複数台を同時使用出来ない場合があります。一方、デジカメを利用する場合は、固有のデバイス名をもっているので、機種が異なれば複数台の利用が可能です。 DVとUSBは同時に利用することができます。 カノープスTwinPact100 を使用すると、PCからプロジェクターのD-sub出力(もしくはS-video、アナログビデオ)を途中で DV としてキャプチャーし、PCで映像を利用することができます。ただし、TwinPact100 と DV カムの同時接続はうまくいかないことがあります。 マイク編:マイクはマイク自体の性能よりマイクの位置取りが重要です。そのような状況なので、ワイヤレスマイク(Sanyo HM-W300)の利用が便利です。これは2.4GHz帯のワイヤレスなので、30台まで同時使用が可能です。マイク側にマグネットがついているので、ホワイトオードに貼付けることが可能です。AC電源を供給することで電池切れも回避できます。このAC電源アダプタはPSPなどで利用されているサイズなので、対応パーツはかんたんに入手可能です。 ノートPCのアナログオーディオ入力はノイズが乗りやすいので可能ならば、デジタルオーディオ入力を使用するとよいです。USBオーディオIOとしては、YAMAHA AUDIOGRAM6 がミキサー機能がついていて音の確認がPCと独立しておこなえるのが良いです。 また、MacBook Pro のように光デジタル入力がある場合は、Sony PCM-D50 といったICレコーダをマイクアンプ兼光デジタル入力として利用することもできます。 たいていの ICレコーダーには自動音量調節機能があるので、音量変化が起りやすい質疑応答時などで役にたつことがあります。ICレコーダーをマイクとして利用するのでも、マイクアンプとして使用するのも可能です。 まとめますと、雰囲気を配信だけするなら、MacBook 一台で十分です。 プレゼン画面を配信するなら TwinPact100 が必要です。さらに講演者の様子をPinPするなら、内蔵iSightかもしくは、外部カメラの使用が必要です。 PCのノイズをさけるために外部マイクをつかうとよいです。マイクは位置取りが重要なのでワイヤレスマイクがベストな選択です。さらに、デジタルオーディオIOをつかうと最高の音質で配信できる可能性があります。ICレコーダーのマイクは値段の割には良いマイクなので、高い外部マイクを買うまえに検討するとよいです。 参考サイト
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